世界中のCacooユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!
弊社が開発するオンライン作図ツール「Cacoo」のユーザーコミュニティ「Cacuu(かきゅー)」にて、第2回目のイベントが開催されました。
テーマを「Cacooのさまざまな活用事例」とし、イベントではCacooのAPI連携と業務での活用事例がご紹介されました。
他にも実際にCacooを使用し「コイン渡しゲーム」とアジェンダのないミーティング「Lean Coffee」をワークショップ形式で行いました。
その時の様子をレポートし、コミュニティマネージャーとしての所感をお届けします。
オープニング
株式会社Red Frascoの山田さんから開会のご挨拶とコミュニティの由来になっている、Cacooのご案内がありました。
案内の中では様々な職域をまたいでコラボレーションを促進する事ができるオンラインホワイトボードという表現がございましたので、リモートワークの際にピッタリのツールかもしれませんね。
セッション1:NJCネットコミュニケーションズ 横溝さんによる「らくーざとCacooのAPI連携について」
らくーざとはNJCネットコミュニケーションズが提供する座席抽選サービスです。
座席抽選サービスとはフリーアドレスの際に発生しがちな「席の固定化」や「誰がどこにいるか分からない」という問題を解決するサービスです。
感染症対策として、「ソーシャルディスタンスの確保」や「過去の着席者から濃厚接触者が分かる」といった安心と安全性に配慮した新機能も追加されました。
そこで今回はサービス企画部の横溝さんにどのようにCacooを使ってサービスを提供しているのか解説頂きました。
APIでCacooの情報に直接アクセスしてデータを使用できるようにするのと同時に、Cacooの作図機能もらくーざで利用できるようにしました。
当初は開発規模が大きくなり、ローンチまで時間がかかりそうだったので外部サービスと連携する事で時間を短縮させたいと考え、分かりやすいUIとAPIが既にあったことからCacooを選択しました。
結果的にローンチまでのコストと時間を大幅に短縮する事に成功しました。
そしてセッションの最後には実際のらくーざの画面からデモンストレーションが行われました。
Tanny’s eye
サービスをローンチする際に外部サービスとAPIを使って一部の機能連携をする事で時間とコストを削減するという発想はとても大切だと思いました。
その様な状況でCacooを選んで頂いた上に、実際に大幅なコスト削減に貢献できたのはとても光栄な事だと思いました。
またデモンストレーションでは実際のらくーざの画面から操作と使い方を見せて頂きましたが、APIキーと画像IDの入力をして画像ファイルを選択するだけと、比較的操作性もシンプルで分かりやすい印象でした。
そこに加え、前述したソーシャルディスタンスの確保や過去の着席者から濃厚接触者が分かるという新機能はまさに鬼に金棒です。
フリーアドレスで課題を抱える企業だけではなく、コロナ後に別の感染症が流行しがちな冬の時期などには同様に役に立つ機能だと思いました。
セッション2:KDDIウェブコミュニケーションズ(以下KWC) 高橋さんによる「TwilioエバンジェリストがCacooを使ってデザインするもの」
KWCのマーケティング本部でコミュニケーションAPIのTwilioのエバンジェリストを務める高橋さんにCacooの利用法をお話頂きました。
高橋さんはCacooを使い始めて10年が経つそうです。
そんな高橋さんですが、エンジニアとしてシステム開発をする際には下記の通り多種多様な図をCacooで作成し社内コミュニケーションの際に役立てています。
- シーケンス図
- ワイヤーフレーム
- ユースケース図
- データフロー図
- ER図
また、プレゼンテーションの構成を考える時にCacooを使用してアイデア出しをしています。特にCacooでは付箋を使い、Enterキーから次から次へと付箋を出しアイデアをシートに並べていきます。
そのまま起承転結の枠を一つずつ作り、付箋で出したアイデアをそれぞれの枠に当てはめていきながら全体の流れと構成を考えて資料の作成を進めています。
Tanny’s eye
作図とアイデア出し。とCacooの良い所を活かしてとても上手にご利用頂いている印象でした。
このような使い方をしていると業務連携の際にもCacooのシート上でコミュニケーションを図る機会もあると思うので結果的にCacooを使うメリットを享受されていると思いました。
また、プレゼンテーションの作成をする時のアイデア出しと、出したアイデアを「起・承・転・結」の枠に振り分けながら構成を考える作業は、今までCacooを使った事がない方々にとって、その優位性を身近に感じて頂けたのではないでしょうか。
よろしければぜひこの機会にお試しになってみてはいかがでしょうか。
コイン渡しゲーム
LeanCoffeeに入る前にアイスブレイクとしてCacooを使ってゲームをしました。
3人でバケツリレーのようにコインを移動するというもので、1回目は20個ずつ、2回目は5個ずつ、3回目は1個ずつとコインを移動していった結果、どのように所要時間が変わるかを体感していくというものです。
LeanCoffee
LeanCoffee(リーン・コーヒー)とは、事前にアジェンダを決めずに参加者が自由に出し合ったトピックから投票を行い、投票数の多いトピックをもとに8分前後のミーティングやブレストを行うもので、これはチームビルディングなど下記のような場面で役立つフレームワークとされています。
- メンバー同士でアイスブレイクをして交流を深めたい
- メンバー同士でディスカッションがしたい
- プロジェクトの振り返りがしたい
今回はテーマを下記の通りとして実際にCacooを使用して進めました。
テーマ「仕事やコロナ禍での困りごと」
実際に採択されたトピックは下記の通りです。
- 1 回目:この後軽く飲み行かない?ができない
- 2回目:太った
本番では参加者同士がお互いの悩みを打ち明けて相談しあっていました。
内容も普段の悩みをもとにディスカッションが進んだので、楽しくコミュニケーションが取れました。
Tanny’s eye
これは非常に楽しかったです。普段コミュニケーションを取らない人やチームに新人の方が来た時などに有効なフレームワークだと思いました。
いきなりLeanCoffeeからは始めづらいと思われる場合はそれこそ今回と同様にアイスブレイクでコイン回しゲームをしてみてください。
単純明快なルールに加え、時間を測るというゲームのシチュエーションが楽しさを演出し、コミュニケーションも促進されます。
もちろんアイスブレイクが無くてもLeanCoffeeは盛り上がると思います。
LeanCoffeeも時間内でトピックを出し合うというルールの性質上思いついた事を出すか迷う前に出しちゃえという気持ちにさせるので割とメンバーからは本音が出るような気がします。
特にCacooの付箋機能を使っているとテンポ良く次の付箋に移れるので尚更だと思いました。
ぜひ皆さんもこの機会に「LeanCoffee及びコイン渡しゲーム」をご活用頂き、お仕事やプライベートでのコミュニケーションの促進に役立てて頂ければと思います。
最後に
今回の開催に向けご尽力された、Cacuuのメンバーの皆さん、KWCの方々、お忙しいところお疲れ様でした!!
またご参加頂いた皆さまもありがとうございました!!