世界中のCacooユーザーのみなさま、こんにちは! コミュニティマネージャーのTanny(タニー)こと、谷山鐘喜(たにやましょうき)です!
弊社が開発するオンライン作図ツール「Cacoo」のユーザーコミュニティ「Cacuu(かきゅー)」が、第4回目のイベントを初めてオフラインで開催しました。
「Cacoo&レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドと教材を活用して未来の社会を考える」というテーマのワークショップを通し、最後にはCacooでアウトプットしました。
ワークショップの流れは、「作品を作る」→「意味を与える」→「ストーリーを語る」→「振り返る」になります。
その時の様子をレポートと感想をお届けします。
レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドとは
レゴ®️シリアスプレイ®️とは、教育理論である「コンストラクショニズム(シーモア・パパート)」をベースとした人材開発、組織形成、問題解決のメソッドです。
参加者はコミュニケーションと意思決定を行なうため、有資格者(レゴ®️シリアスプレイ®️メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテーター)に導かれながら対話・議論を進めます。
詳しくはNJCネットコムズさんの解説ページをご覧ください。
ウォーミングアップ
ファシリテーターによる説明を受けてもなかなかイメージが掴みにくいので、まずはアイスブレイクを兼ねて練習を行いました。
初めに、一つの箱に入ったブロックのまとまりが全員に渡されます。入っているブロックの種類と数は皆さん同じです。
そこで、「今の自分を表現しているブロックを選びましょう」と言われ、選んだ後は「なぜそのブロックを選んだのか?」「どこが自分だと思えたのか」について各自が説明していきます。
今度は「好きなように椅子を作ってみましょう」と言われます。その後は各自が、この椅子の凄い所について説明をします。それぞれの椅子の違いについて語り合い、疑問点があればお互いに質問をします。
同じ要領で、次々と「最近起こった良い出来事」、そして「最高のリーダー像」をレゴで表現し、椅子を作った時と同じようにお互いにプレゼンを行い、質問をし合います。
こうして反復練習を行うことで、お互いの考え方や価値観の違いに気づき、多様性を皆で受け入れ、心理的安全性を醸成します。
ここまでがウォーミングアップです。
本番:2050年の世界を考える
Work 01:作成
「2050年の世界で起こっていそうなこと」をレゴブロックで表現します。
組み立てるブロックにどのような意味を持たせるか、ストーリーを意識しながら各自が作ります。
Work02:共有
Work01で作った作品とその意図をグループ内で共有します。そして「このブロックはどういう意味なんですか?」とグループ内のメンバーが気になったことを積極的に質問します。
作った本人は質問に答えながら、自身の内側から出てきたアイデアについて、さらに理解を深めていきます。
Work03:話し合い
グループのすべての作品を利用して、作品同士の関係性を考えます。
すべての作品を模造紙上に配置して「全員で話し合った2050年の未来」を設計します。
どのような関係性か、作品の距離感はどうなるか、全員で話し合って配置していきます。
作品群のストーリーはすべての作品の特徴を使って全員で考えます。
Work04:プレゼンテーション
Work03で決めた事を説明する為に、グループの中から代表者を決めます。
グループ全員で考えた2050年の未来について代表者が説明します。
各作品を指差し、作品の特徴や役割について説明しながらストーリーを伝えます。
ここでも説明を聞いた人達から質問や確認が入ります。そうすることでストーリーやその意図がより強固なものになります。
レゴを使ったワークショップはここまで。ここからはCacooを使って振り返っていきます。
Cacooを使ったアウトプット
ワークショップが終わった後はCacooの付箋機能を使い参加者全員でアウトプットをします。
項目を下記の通りに分けて、一人ずつ口頭で補足していきました。
- 楽しかったこと
- 学んだこと
- 将来やってみたいこと / 今後試したいこと
- 明日からできそうなことを1つだけ書いてみる
このように抽象的な概念から、少しずつ具体的に考えていくことで参加者の方々にとっても納得感が生まれると思います。
参加者からは下記のような感想をもらいました。
- 学べることが多かったからか、それなりに疲れた
- 次回のイベントには社内のメンバーも積極的に誘いたい
- このワークショップについてぜひ社内で取り入れたい
参加してみた感想
冒頭で述べた通り、Cacuuは今回が初めてのオフライン開催でした。その上このようなワークショップへの取り組みも初めてでした。
このレゴのワークショップでは、単純にブロックを組み立てるだけではなく、その意図や考えに至った経緯を説明する必要があるため、それなりに疲れるというのが正直な感想です。
しかし、その疲れというのは全くネガティブなものではなく、新たな気づきに繋がるポジティブなものです。
- 普段では思いつかないようなアイデアが出る
- 自身の内に秘める想いが出る
- 自分自身の考え方を客観的に見つめ直す
参加者にはワークショップだけではなく、Cacooでアウトプットも行い、最終的には振り返りで出した、「明日からできそうな1つのこと」を実際の付箋に書いて持って帰って頂きました。
実際に「明日から心がけて取り組んでみよう」というコメントももらい、とても嬉しかったです。
今回はコロナ対策もあり少人数で行いましたが、できるだけ多くの方にこの取り組みを広めていきたいですね。
社内のチームやお取引先、パートナーなど普段からコミュニケーションを取るメンバーと行うことでより一層新しい発見があるのではないかと思います。
ご協力頂いた皆さん、ありがとうございました!ぜひまたやりましょう♪