学生インターンシップでCacooを活用!オンラインでも活発なコミュニケーションを実現


ホテルやオフィスなどの空間デザインやインテリアデザインを手がける三井デザインテック株式会社。

主にエンジニアやデザイナーの方々に活用いただくことが多いCacooですが、同社では学生向けインターンシップのグループワークでご活用いただいています。人材開発グループでインターンシップの企画・運営を行う大須賀様に、Cacooを導入した理由や導入によるインターンシップ体験の変化について、お話を伺いました。

■導入目的
学生向けインターンシップのグループワークで利用するため
■課題
①グループワークで共同作業ができず、生徒たちの役割が限定されていた
②社内ネットワークを介さずに、安全なセキュリティを保って利用できるツールが必要だった
■効果
①コミュニケーションが取りやすくなり、グループワークでのコミュニケーションが活性化した
②グループワークで出来上がる成果物の質が上がり、学生の満足度が向上

-貴社の事業内容と、大須賀様の担当業務について教えてください。
住宅から商業施設まで、暮らしのあらゆる場面に関わる空間の設計、リニューアル工事、インテリア提案などを行っております。当社の特長は、手がける施設の幅広さです。オフィスとカフェ、ホテルと住居など、異なる領域のよい部分を掛け合わせる「クロスオーバーデザイン」を強みに、快適な空間の創造を追求しています。

私は現在、人材開発グループに所属しています。主な業務は採用と研修の企画運営です。新卒採用活動の一環で学生向けのインターンシップを開催しており、その際にCacooを活用しています。

-Cacoo導入のきっかけを教えてください。
コロナ禍の影響で採用活動がオンライン主流となり、インターンシップも会社に集合して行う形からオンラインでの開催に切り換えました。そこで、インターンシップのグループワークに利用可能なオンラインツールを探していたのです。

ツールを導入するにあたり、重視していたポイントは2つあります。1つは、オンラインで同一の作業スペースにアクセスできることです。セキュリティの観点から、学生の方々を社内ネットワークに招待してグループワークを行うことが難しかったため必須条件でした。

もう1つは、リアルタイムで共同作業が可能なことです。インターンシップをオンライン実施した初年度は、グループ内の1人がパワーポイントを画面共有する形でグループワークを進めていました。ただその場合、パワーポイントで作業をする人、意見を出す人、とどうしても役割が限定されてしまうことに課題を感じていました。

学生それぞれの人となりや強みが見えづらくなってしまう状況を、どうにか解決できないかと導入したのがCacooです。

オフィスレイアウトの作図からブレストまで活用

-インターンシップのグループワークでは、具体的にどのようにCacooを活用されているのでしょうか?

インターンシップは、オフィスの内装を考えるグループワークを通じて、私たちがミッションとする「デザインによるお客様の課題解決」を学生の方々に体験していただける内容となっています。

最初に操作の練習を兼ねて、個人で自分の思い描く「理想のオフィス」をCacoo上で作図してもらいます。

▲グループワークで作成した「理想のオフィス」の図

次に、こちらから想定顧客の設定を共有して、6~7名のグループに分かれて実践的なデザイン作業に取り組んでもらいます。

空間を設計する際には、見た目などデザイン性の良さも大切ですが、その空間を利用する人にとっての快適性を考えることも欠かせません。

そのため、グループワークではいきなり設計作業に移らずに、まずはCacooのシート上に付箋を貼り付ける形で、お客様の要望を洗い出して整理していきます。その上で、グループごとに話し合い、デザインに取り入れるべきマスト事項と全体的なオフィスのコンセプトを決定します。

▲付箋機能を利用してお客様の要望を整理する図を作成

-オフィスレイアウトの作図やブレストなど、さまざまな作業工程でCacooをご活用いただいているのですね。
実際にオフィスレイアウトを作る段階では、線を引いたりデスクやイスなどの備品を配置したりするほか、イメージ写真や画像も入れてもらいます。

最後に行う振り返りの時間では、Cacooのシート上に、学生の方が気づきや学びを記入します。Cacooの付箋機能を活用することでお互いの意見が見やすく、有意義な振り返り時間となっています。

オンラインでも活発な交流ができるグループワーク体験を提供

-インターンシップにCacooを導入して良かった点を教えてください。
一番効果を感じているのは、グループワークの際に学生同士でより活発な交流ができるようになった点です。やはり、共同作業によってリアルタイムで一緒に手を動かせると、コミュニケーションの活性化につながるのではないでしょうか。

また、提出される成果物のクオリティーが格段に上がったと感じます。オフライン開催のときは模造紙に手描きしてもらっていましたが、どうしてもデザインがいびつになってしまったり、伝わりづらかったりすることもありました。

その点、Cacooでは綺麗な線が引けて画像も挿入できるので、絵を描くのが苦手な方でも作業がしやすいのではないかと思います。クオリティの高い成果物が出来上がることによって、学生のモチベーションが上がり、インターンシップの満足度も高まっていると感じます。

オフライン開催でも活用予定!チームのブレストにも活用を

-Cacooのどんな点に魅力を感じていただいていますか?

非常に操作性が優れていて、使い勝手のよいところが魅力です。学生の方には、インターンシップの冒頭でシートの作成方法や文字・画像の挿入方法などを簡単に説明していますが、皆さんすんなりと使っていただけています。

-今後、インターンシップがオフライン開催になった際にはどのように考えていますか?

オフライン開催を再開して、同じ場所に学生が集まる形になっても、グループワークの作業ではCacooを活用する予定です。話し合うときにそれぞれの意見やアイデアを見やすく整理できるので、チームビルディングの面でも、Cacooを活用するメリットがたくさんあると思います。

また、インターンシップだけでなく、ゆくゆくは社内の業務にも活用を展開していきたいですね。チーム内でインターンシップの内容に関するブレストを行う際など、意見を出し合ったり一緒に考えたりする場面で非常に有効なツールだと思います。

-Cacooでインターンシップでの学生の皆さんのコミュニケーションが活性化したというお話、とても喜ばしく思います。弊社でも引き続きサービスの改善を進めて参ります。本日は貴重なお話をありがとうございました!

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