いつもCacooをご利用いただき、ありがとうございます。
Cacooユーザーコミュニティ「Cacoo Connect」では、2025年1月23日(木)に「Cacooで業務課題を可視化!As-Is / To-BeからチームビルディングまでCacooで共創」と題した無料オンラインセミナーを開催いたしました。
本記事では、 Backlog World 2024でもご講演いただき、“Cacoo大好き”を公言される株式会社ピー・アール・オー 河野 千里(ちさと)さんによるセッションの様子をお届けします!
目次
講師紹介
SI事業本部 SI営業部 セールスサポートグループ 河野 千里 氏
事例セッション②会話の真ん中にCacooを!リアルタイム可視化でチームビルディングを促進みなさん、こんなことはありませんか?
- うまくニュアンスが伝わらない
- 認識合わせをしたはずなのに、解釈が異なっている
- 感情的になりすぎてしまって、本質からズレてしまう
これらが要因でうまく物事が進まない、ということがあるのではないかと思っています。
使いやすさと可視化の力に助けられた、Cacooならではチームビルディングについてお話ししたいと思います。
弊社は幅広い業務を行っているがゆえに、さまざまな課題を抱えていました。その「開発部門が抱えていた課題」については、2024年12月14日に開催されたBacklog World 2024でお話をしましたので、ぜひレポートブログをご覧ください。
Backlog World 2024 in Yokohama ~Grow Together ~ 公募セッションレポート | Backlogブログ
2024/12/14に開催されたBacklog World 2024。河野 千里氏、大串 肇氏による公募セッションの様子をレポート!「日報」…
backlog.com今回は、部門に所属していた「チームの課題」にフォーカスしたいと思います。
自分ごととして捉えられなかったり、同じゴールを共有できなかったりしていたため、チームで打ち合わせをしても活性化しませんでした。
そこで、「会話の真ん中にCacooをおいてみる」ことにチャレンジしたのです。
Cacooは誰にでもきれいに図が描けるオンライン作図ツール。可視化し、全員で同じものを見ることで、共通認識をみんなで創っていくことが可能です。
また、感情的になりがちなものを俯瞰して見ることができるので、議論を加速させ、合意形成に最適だと考えたのです。
絵を描くのが苦手、という方もご安心ください。キーワードを並べるだけでも、共通認識を作る絵になってくれるんです。そんな事例を2つご紹介します。
【活用例①】1 on 1
Cacooで以下の軸で4象限の図を作成しました。
会社に求められている – 会社に求められていない
興味がある・やりたい – 興味がない・やりたくない
思いつく限りのキーワードを付箋に書いて、メンバーごとにマッピングしてもらいました。この4つのゾーンに合わせてお話をしたのです。
問題になるのは、
「自分がやりたくないけれども、会社が求めている」(右上)
「自分は本当はやりたいが、会社に求められていない」(左下)
この2つのゾーンです。
そこで、マッピングした図を用いて調整していくことにしました。
ここでCacooが発揮する効果は、「やりたい」「やりたくない」といった細かなニュアンスを可視化できる点です。
「ちょっと」「まぁまぁ」「すごく」といった人によって尺度が異なる定性的な表現も、軸上に配置することで、定量的に認識を合わせることができるのです。
たとえば、『デザインをすごくやりたい。けれども、会社が全く求めていない』(左下のゾーン)という場合、メンバーが「なぜデザインをやりたいと思っているのか?」を深掘ります。
すると、『ユーザーにとって使いやすいシステムを提供するには、デザインが重要。このあと絶対に必要とされると思うんです』という思いが聞けました。
メンバーの思いを受け止めたうえで、この場合は次のように話を進めることができます。
「なるほど。確かに、それは将来的に必要だから、会社として求めるべきことだね。では、これを(左上のゾーン)に持っていくためには、どうしたら良いと思う?」
【活用例②】グループディスカッション
1 on 1でメンバーの個性を理解します。次に、これらをチーム全体で共有し、チームの未来像を話しあう場を設ける取り組みを行いました。
このディスカッションにもCacooを活用しています。
まずは下準備として、メンバーの得意・不得意、強み・弱みを可視化しました。自身やメンバーの長所・短所をCacooの付箋に記入してもらったのです。
フォーマットと記入例を用意し、「これを書いていってみてください」とお願いしただけで、特にCacooの使い方については説明していませんでした。それでも、メンバーはスムーズに作業を進めることができたようです。
ここでのポイントは、付箋という「モノ」に置き換えることで、感情を切り離し、俯瞰的に見ることができた点です。
長所だけでなく短所も記入するため、マイナスの感情が生まれやすいものです。しかし、今回のように付箋に記入する形式にすることで、感情を切り離して俯瞰しやすくなり、議論がスムーズに進みました。
それぞれの個性がわかったら、チームの強み・弱みをマッピングします。
このように可視化することで、チームの弱点や、自分が次に目指すべきポイントが明確になります。その結果、チームがこれからどのような状態を目指すべきかについての議論が進みました。
Cacooを使うことにより、オンライン上で全員が同じ画面を見ながら編集作業ができます。10名ほどのメンバーがオフラインで集まって議論するよりも、効率的なディスカッションが実現したのです。
この取り組みを行ったのは3~4年ほど前なので、その後続々と新しい機能も増えています。よりチームビルディングに役立つ機能も増えていると感じています。
会話の真ん中にCacooをおいたら
リンクを共有するだけで、誰でも簡単に使うことができる、Cacoo。
共通認識を創りにくい細かいニュアンスを可視化し、感情をおいて俯瞰することで建設的な意見交換が実現しました。Cacooを会話の真ん中においたことで、同じ絵を見て、チームの未来像を全員で描くことができたんです。
その後のミーティングでもCacooのシートに立ち戻り、この時の議論を思い起こすこともできます。メンバー同士の認識の齟齬もなく、チームが同じゴールを目指して進むことができるようになりました。
まとめ
Cacooのようなオンライン作図ツールは、システム構成図やワイヤーフレームが浮かびがちですが、人材育成やチームビルディングにも活用できるという素晴らしい事例でした!
今回は、事例セッションに加え、参加者の皆さまと一緒にワークショップを行い、Cacooの使い方を体験していただくセミナーでした。
Cacooをより身近に感じていただき、興味を持ってもらえたなら嬉しいです。
ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
そのほかのレポートもぜひご覧ください!
https://cacoo.com/ja/blog/seminar-report-cacoo-cn-250123-1/
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Cacooの導入を検討している方を対象に、実際の画面を見ながらCacooの使い方を紹介する無料のオンライン個別相談会を開催しています。
今回のセミナーに参加できなかった方も、もっと詳しく聞いてみたいという方も、ぜひお気軽にご相談ください。
※なお、誠に勝手ながら本相談会は法人利用を想定された方のみご案内可能です。あらかじめご了承ください。
Cacoo Connect について
Cacoo Connectは、オンライン作図ツール「Cacoo」のユーザーコミュニティです。Cacooに触れたことのない方から、実際にCacooを使って業務改善やチームビルディングを行いたいと考えている方まで、幅広い層を対象に、業務に役立つノウハウを学べる場となっております。
Cacoo Connectでは、エンジニアやクリエイターだけでなく、バックオフィスや営業の方々も一緒に学び、交流することで、Cacooの魅力や活用方法をみんなで共有できるコミュニティです。
今後もオンラインセミナーやオフラインイベントを開催予定です。ぜひCacoo Connectをチェックしてみてください!