図を使ったコミュニケーションは、チームメンバーの生産性を上げプロジェクトのスピードを高めます。新しいアイデアのブレーンストーミングや社内ワークフローの管理、モックアップ作成やWebサイト構築まで、図を使うことで業務が活性化します。
これらの作図を補助するオンライン作図ツールはたくさんあります。たとえばMicrosoft社のVisioやヌーラボが提供するCacooなども国内で知られている有数の作図ツールです。
そこで本記事では、数ある作図ツールから自分に適したものを選ぶ3つのポイントをVisioとCacooの機能を比較しながらご紹介します。
目次
国内でよく使われている作図ツールとは?
作図ツールには多くの選択肢がありますが、中でも人気が高いのがMicrosoftのVisioです。Visioは大企業でよく利用され、フローチャート、ネットワーク構成図、組織図、オフィスレイアウト図など、多数の有益な図が作成できます。多くの人がVisioを使うのも納得がいきます。
作図ツールを選ぶときのポイント「価格」
作図ツールを選ぶ際に考慮する点として「価格」が挙げられます。
たとえば、VisioはStandard(45,144円*)からProfessional(85,104円*)のサービスが提供されており、作図ツールのなかでも高額商品にあたります。
大企業であれば社員一人ひとりにライセンス購入しても痛手はないかもしれませんが、中小企業や個人にとっては、作図ツールのコストとして高すぎる金額かもしれません。
ツールにそこまで金額的なコストをかけられない、使用する人数もそこまで多くないという場合は、Visioの代替ツールとして、ヌーラボのオンライン作図ツールCacooをおすすめします。
オンライン作図ツールCacooは、1人から利用できるプランと無料で始められるフリープランがあります。企業やチームでのご利用に最適なチームプランは、年契約では月額1,500円から始まり、ユーザー数に応じて変わります。
*2019年3月現在の価格です。最新の価格はこちらからご確認ください。
作図ツールを選ぶときのポイント「共同作業ができる」
作図ツールを探すときに考慮したいのは、コスト面だけではありません。チームでの共同作業のしやすさも重要なポイントです。
Cacooはウェブベースのアプリケーションでクラウドで利用できるため、サービスは常に自動でアップデートされます。また、チームメンバーがファイルを更新したらそれが即座に反映される環境が整っています。
チームでの作図ツールの利用を想定している場合は、そのツールにリアルタイムで共同編集できる機能が備わっているかを必ず確認することをおすすめします。共同編集ができるか否かで図の完成スピードは格段に変わってきます。
他には、メンバーが図に加えた変更履歴を記録して復元できるか、図の共有・公開の設定範囲を設定できるか、なども選定時に考慮して良いでしょう。
作図ツールを選ぶときのポイント「テンプレートの豊富さ」
Cacooはどのような種類の図でもゼロから作成できますが、急いで図を作りたい場合は126種類のテンプレートのなかから自分の作業に適した図を選択できます。
以下がCacooで利用できるテンプレートの一例です。
これら以外にも多数のテンプレートやステンシルがご利用いただけます。
作図ツールの多くは、こうしたテンプレートが豊富に用意されています。もしテンプレートを基準にしてツールを選定したい場合は、テンプレートの編集のしやすさ(操作性)、デザインなどを確認すると良いでしょう。
また、自分が作成した図をテンプレートとして保存して使い回せる「テンプレート作成機能」が備わっているかも加味しましょう。
作図ツールの選び方で重要な3つを満たしている「Cacoo」
作図ツールを選ぶときに考慮したい3つのポイントをVisioとCacooの機能を比較しながらご紹介しました。
まずは、自分の組織の規模や予算を踏まえてどのツールが適しているか考えてみましょう。次に、本記事で紹介した共同作業のしやすさ、テンプレートの使いやすさなども考慮しましょう。
ツールの特長を抑えたら、実際に試してみることをおすすめします。今回ご紹介したCacooは、14日間無料でお試しできます。この期間で自分たちが求める機能がそろっているか試してみましょう。
また、Visioで作成した図はCacooにインポートできます。もしVisioで作成した図をCacooに引き継ぎたい場合は、こちらのご利用もご検討くださいね。
▼Cacooの機能をもっと知りたい方におすすめの記事
Cacooの機能や使い方は以下のブログで紹介しています。こちらもぜひご覧くださいね。