「こんな感じ!」をビジュアル化できるオンライン作図ツールのCacooは、豊富なテンプレートが大きな魅力のひとつです。簡単に見栄えの良い資料が作れたり、アイデアや気づきを可視化したりと、さまざまなシーンで活用できます。
さまざまな業務シーンでお使いいただける、たくさんのテンプレートの中から、チームマネジメントやコミュニケーション活性化に便利なテンプレートをピックアップ。本稿では「業績評価(パフォーマンスレビュー)」と「4Lモデル ふりかえり」テンプレートをご紹介します。
多くの企業で年度末~新年度を迎える今、人事評価やふりかえりのミーティングも多いのではないでしょうか。自己評価や成果報告、1年のふりかえりに、ぜひCacooをご活用ください!
目次
自己評価って難しい!?伝わりやすい自己評価のポイント3つと、役立つテンプレート
今年も「自己評価」の季節がやってきましたね。期初に設定した目標に対して、期末に自己評価を提出して、マネージャーがフィードバックするといった人事考課制度は多くの企業で採り入れられています。一方で、自己評価やふりかえりが苦手という声もよく聞かれます。自身のパフォーマンスをうまくアピールできない、部下の成長につながるフィードバックができないと頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?
そこで、自己評価や業績評価、業務や学びのふりかえりが、より伝わりやすくなるポイントをご紹介します。
具体的な実績にもとづいて、自己評価を書く
まずは自身のパフォーマンスを客観的に見て、具体的な実績、組織やチームにもたらした効果や影響を洗い出してみましょう。可能であれば定量化・数値化できるとより分かりやすいですが、数値化できない業務も多くあります。その場合は自分の業務が会社や部門、チームの業績にどのように寄与したかを説明しても良いでしょう。また、目標が未達だったり、数値が低く見えてしまうような場合には、業務のプロセスで工夫したことをアピールすることで目標達成への姿勢が伝わりやすくなります。
上司からの評価も同様に、何がどう良かったのか、どこをどれだけできるようになって欲しいのかがしっかり伝わらなければ、メンバーの成長につなげることができません。具体的な数値や行動に触れたフィードバックを心がけることで、相手に伝わるフィードバックになるでしょう。
Cacooの「業績評価(パフォーマンスレビュー)」テンプレートには、実績と課題、改善すべき点や今後の目標などの項目が用意されています。各項目に付箋を貼り付けることで、簡潔に分かりやすく要点を伝えることができます。
実績(ファクト)と感情・解釈は分ける
自身のパフォーマンスに対する定量・定性評価と、その実績に関する自身の思いや解釈、反省は、分解して考えましょう。思いが先走り感情のままに自己評価を記入してしまうと、「気持ちは分かるが、評価にはつながらない」という結果になりかねません。実績(ファクト)と、ファクトに対する解釈を分けて考察することで読み手、つまり評価者である上司により伝わりやすくなるでしょう。また、構造化して考えることで、自分自身の思考が整理されるという利点もあります。
さらに、簡潔にまとめることも重要です。「自分はこれだけがんばったんだ!」と主張したいことはたくさんあるかと思います。しかし、人事考課では「伝える」ことを意識してみましょう。
上司からのフィードバックでは、メンバーが気づいていない・自己評価で挙げられていない強みや弱みにも触れるとよいでしょう。目標や実績とは異なるポイントだったとしても、「ここが助かっている」「こうしてくれると助かる」といったフィードバックは、自分のことをちゃんと見てくれているという安心感を生み、信頼関係の醸成にもつながります。
Cacooの「業績評価(パフォーマンスレビュー)」テンプレートは、自由に変更が可能です。(ロックがかかっているオブジェクトも、「ロックを解除」すれば変更が可能です)「課題」を「工夫したこと」や「要因」などに変更して、実績に対して工夫したことを説明するような体裁に変更してみても良いかも知れません。また、ふせんを貼り付けるデザインのため、レポート形式の長い文章などと比較して、視覚的に見やすく、ポイントが伝わりやすくなっています。
課題や弱みも、前向きに改善
「良いことだけを書く」「ちょっと盛った方がいい」「いや、反省点も書くべきだ」……人事評価の書き方でインターネット検索したり、周りの先輩や同僚に話を聞いてみたりすると、さまざまな意見が出てくるかも知れません。ネガティブなことを書くと評価が下がってしまうのでは?と不安を抱くこともあるでしょう。
目標の未達や失敗、苦手なことや弱みは誰にもあります。重要なことは、そこから何を学び、次にどうするかです。たとえ目標に達しなかった場合でも、ただできなかったという事実を羅列するのではなく、課題に向き合い原因を分析し、良いところは伸ばし、足りない部分は改善することができる。その前向きな意思と能力をアピールしていきましょう。
期末だけでなく、定期的にふりかえる
年度末や半期末など、1年~半年程度のタームで人事評価シートを記入している、という方も多いのではないでしょうか。しかし、1年前の具体的なプロセスや気づきなどは、日々の忙しさにまぎれて忘れてしまうものです。期末になってから当時の状況がどうだったかを調べようとすれば、時間や手間がかかってしまいます。そのため、少なくとも四半期に一度、可能であれば月に1度のペースでのふりかえりをおすすめします。
Cacooにはふりかえりに使えるさまざまなテンプレートが用意されています。その中のひとつである「4Lモデル ふりかえり」をご紹介しましょう。
4L は「Liked(好きだったこと)」「Learned(学んだこと)」「Lacked(足りなかったこと)」「Longed for (望むこと)」の頭文字です。うまく行ったことや、うまく行かなかったことへの考察、希望することについて、思考を深めることができます。
Longed for (望むこと)の欄には、自身の目標や展望以外にも、チームや組織、業務環境などへの希望なども入力しておくと、改善提案に役立つかも知れません。
定期的な業務のふりかえりはもちろん、新入社員の研修期間の総括や、セミナーや勉強会のふりかえりにも活用できます。
Cacooを日々の業務で活用しよう
自己評価は会社員であれば昇給や昇進、部署異動などの処遇に影響する重要な取り組みです。そして、何より自身の成果や強み・弱みに向き合い、成長するきっかけにもなる大切な機会と捉えて、ポジティブに向き合いたいですね!
自己評価やふりかえりに、Cacooをぜひご活用ください。
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